Roses

羽衣　ツルバラ　CL

1970年/日本
鈴木省三

株としては鉢で5年くらい、地植えで15年くらいになる「古株」。日当たりの良い場所に植えてあるので、四季咲きで繰り返しよく咲いて庭がにぎやかになる。丈夫で育てやすい品種だと思う。
テッポウムシに食い荒らされて半分くらいダメになったことがきっかけで、バックアップを考えて挿し木を始めた。

ツルバラの挿し木

アプリコットネクター　Ｆ

1964以前/アメリカ

10年以上になるが、上記羽衣の陰になるような場所に植えてあり、バラに関心を持つようになって気にしたら、枯死寸前だった。鉢上げしてひと夏養生し復活させた。やわらかい黄色と紅茶のような香りが心地よい。
気難しいところがあって葉が落ちて元気のない年があったり、ある年は咲き乱れたりを繰り返す。

今のところ挿し木は失敗が続いている。

チカ　コルダナ　（ミニバラ）

スペックは不明　（コルデス社）
地植えになっていたのだが、いつの間にか地下茎で増える「トクサ」のジャングルに囲まれこちらも枯れ死寸前の状態で救出した。
ミニバラは地植えに向かないというのが定説らしく鉢上げ以降は元気に育っている。
元気がなくなって調べたら数十匹のコガネムシの幼虫に根をほとんど食べられてしまった年もあるが、ミニバラらしく入れ替わり立ち代わり良く咲く。

オールドブラッシュ　

1700年頃/中国

四季咲きバラの原種といわれ、とにかくよく咲き、地植え、放置でも全く手のかからない種だが、手入れは年に一度でいいのでしっかり冬選定しないと写真のように茂って大変なことになる。
挿し木もつきやすい。
挿し木2回目

別名も多い
‘Parson Pink China’, ‘Old Blush China’, ‘Old China Monthly’
月月粉（ユエユエフェン） 【Yue Yue Fen】

アイスバーグ　（Ｆ）

1958年／ドイツ
Reimer Kordes

新苗を購入。枝の広がりが旺盛で、四季咲きで花つきが良い。
5月に新苗で購入し、鉢上げ、12月に地植えした。虫に食べられやすいが、放置でもよく育ち初心者むけらしい。
生育は良いが枝が細く、挿し木は試していない。

プリンセス・ドゥ・モナコ　ＨＴ

1981／フランス
Marie-Louise (Louisette) Meilland
別名　Grace Kelly , Princesse Grace de Monaco
新苗で購入、かのグレースケリーにささげられたバラで白にピンクの縁の可憐な花を咲かせる。
地植えから2年、樹勢が良くなってよく咲くようになった。表情が豊かで初めの一株にお勧め品種かもしれない。

イングリッドバーグマン　ＨＴ

1983年／デンマーク
Poulesen

深紅の大輪のバラが欲しくて新苗を購入、地植え1年目は良く育って沢山咲いたのだが、2年目の冬を越し、春になぜか枯れてしまった。定期的に薬剤散布するなど若干手をかけないと調子が悪くなるようだ。初心者にはちょっと敷居が高い品種か。目配りしやすいベランダなどでの鉢植えにむいているのかもしれない。深い深紅のエレガントな花なので、機会があればもう一度入手したい。

ボルドー・コルダナ
スペックは不明（作出デンマーク、コルデス社）

花屋の店先でポットの挿し木苗で売られていたもの。4株が挿された小さなポット苗を植え替え、秋に4号鉢に一本ずつ鉢替えした。ミニメーカーし木が良く着くようで、きちんとメーカーラベルの付いたものが数百円で売られている。よく咲き、生育もよいので育てやすいと思う。

スーパースター　HT　四季咲き
1960年／ドイツ
別名：トロピカーナ

明るい朱赤
耐病性は弱いようで、黒星病に弱いらしく日当たりの良い軒下で鉢植えで育てるのが良さげ

ファルツァーゴールド　HT　四季咲き
1984／ドイツ Tantau（タンタウ）

耐病性は普通、明るい黄色で花持ちが良い。

ホワイトクリスマス　HT 四季咲き
1953年／アメリカ　Howard & Smith

新苗の間は樹勢が足らないのかあまり花を付けず、大きな蕾が付くと咲き切らないこともあった。
地植えでしっかり育てるのが良さそう

最初に購入した3株の新苗は長野の（有）長野ローズさんのＥＣサイトで送料無料に絡めて3株を選んだ。届いたらすぐに開梱して蒸れないようにして、早めに一回り大きな鉢に植え替える。
※根鉢が崩れないように注意が必要。

じっくり育てる余裕があるならGW前後に手ごろな価格で出回る新苗が経済的だが、人気の品種はすぐに在庫切れするので見極めが大事。植え替え当初は花芽を摘み、秋からは花を楽しめる。挿し木と違って接ぎ木の苗は生育が早く、個人的にはあえて大苗を買わなくてもいいかと思っている。

新苗は4号くらいのビニールポットに植えられた状態のものが一般的、届いたら速やかに梱包を解いて早めに植え替えるようにした方が良い。園芸店で購入した場合も速やかに植え替える。苗には蕾が付いていることもあるが、秋まではピンチして株が大きくなるように見守る。