運転席頭上にグラブレールを付ける

拙宅の軽ワンボックは下から数えて2番目グレードなのであったら便利的な装備は少ない

家内が、「運転席にグラブレールがあったらいいのに」と言っていたので天井のデッドニングに際して検討した。以前の経験から言うと上級グレードに設定がある場合、割と簡単に付けられる事が多い。

Dに電話して相談

調べてもらったらブラケットが部品で取れる。グラブレールはかねてより後席にはハンガーフックの付いたタイプが欲しかったので他車種用から探してもらった。秋−冬−春にかけ、脱いだ上着を後席に投げ置くしかなかったのでハンガーフックはあると便利だ。

ボルトは部品が出ないようなのでDから帰りにHCで購入

かくして、天井のデッドニングに際し、ライニングを外して確認すると該当位置にはネジ穴がありブラケットが付けられる状態になっていた。ピンポンである。ブラケットはワンコイン程度、最悪取り付けられなければ後席にハンガーフックの付いたグラブレールを付け替えて納得できるパーツ代総額だったのでチャレンジした。

助手席側を参考にカーテンエアバッグの空間を埋める樹脂の一部をカットする。

天井のライニングにはカットする位置に印(溝)があるのでカッターナイフで切り抜くだけ

ボルト2本でブラケットを固定すれば準備はOK、念のため緩み止めを使った。

Dで取り寄せてもらったハンガーフック付きグラブレールは若干色が違うが、このハンガーフック付きを右後ろに取り付け、元のを運転席にスワップした。

運転席のグラブレールを付けるには天井のライニングを外さないと作業できないので手間はかかるが部品代はしれている。ただこの位置、Dオプションのオーバーヘッドコンソールを付ける際にグラブレールの穴を利用するようになっているのだが運転席にグラブレールが付いていないグレードはどうすんの?と思ったが大きなお世話か。

車のリヤハッチドアの制振・断熱(デッドニング)

乗っている車の上級グレードに設定されるサウンドオプションパッケージに倣いリヤハッチにデッドニング(制振・断熱・吸音)を施工した

ドンガラ

リヤハッチ裏へのアクセスは非常に簡単、10個あまりのクリップを抜くだけだ。

目につくところに制振材を貼る

余っていた東レペフを縁にツライチになるように貼ってみた。本来はロックその他のためのサービスホールなので開けておくべきであるが有事の際は剥がせはいいので割り切って貼る

ライニングはペラペラの樹脂に薄いカーペットが貼られているが、防音断熱とも最小限と見る。サウンドパッケージではこの裏にシンサレートが貼られているので真似てみる。メーカーの考えることは理にかなっているはず。

ついでに内張りに余ったシンサレートを貼ってみた。真ん中の膨らみはワイパー機構のカバーなので巻き込まれるのを避けた。ここまでくると効果云々というより気分の問題と言える

施工後

断熱効果は天井に勝るものはないだろうが、ロードノイズの削減、静粛性には一番効果を感じる場所だったのは意外である。クリップ外しがあれば簡単なので静粛性を求める第一弾におすすめの施工だと思う。デッドニングは3台目であるが、車種により静粛性に効果のある施工場所が違うのが面白い

参考までに、メーカーのサウンドオプションではリヤハッチは内張のシンサレートのみで制振材やその他は施工されない。

車の天井の制振・断熱のファーストインプレッション

断熱効果

施工を時間の取れるGWに行った事もあるが、その時期が例年に比べ涼かった事もあって炎天下の断熱効果のほどについては先送りになる。5月初旬の晴天下、気温25℃でもエアコンを入れるほど車内が熱気に包まれなかったことからも断熱効果はかなり期待できる。

静音効果

雨音は明らかに抑えられており、停車中は「パラパラ」と小さな音がするものの、ラジオや音楽を聴いているとほぼ気にならない。走行中はフロントガラスを叩く音だけが聞こえる感じ。

ロードノイズ

以前施工経験のある2台では試乗直後から頭の上がシーンとなった印象だったが天井が高いからなのか、他の部分がドンガラのためかあまり静かになったとは言えなかった。静粛性向上には他の部分への静音に関する施工が必要だと思われた。

オーディオ

まずはドアのデッドニングが先決かと思われる。特筆すべき変化なし。

車の天井の制振・断熱 施工編(3)3M シンサレート 吸音材

今回は3段階の施工

制振材→断熱材→吸音材と3段階にした。天井のライニングは断熱効果のありそうな素材ではあるが機能は最小限で真夏の炎天下では力不足だと思う。

今回はオーディオ的見地から上級グレードに設定されているサウンドオプションパッケージを真似てシンサレートを載せる事にした。

作業的には天井を戻す際に配線を元に戻してからになる。事前に並べてみて位置とサイズを確認したら天井を戻す作業に取り掛かる

接着する人も多いが天井を戻せば動かないので無理に接着しなくても良いと思う

上級グレードのサウンドパッケージオプションにならって残ったシンサレートをA、Bピラーカバーやクオーターパネルに貼り付けて元に戻してゆく。

外から天井を叩くとゴッツという鈍い音がする以外何事もなかったように普通になる(笑)

車の天井の制振・断熱 施工編(2)東レ ペフ 断熱材

コーヒーブレークを終えたら東レ「ペフ」の貼り込み。シンサレートと一緒に事前に寸法を調べてカットし、下準備はしてあるのであてがってみて補正がなければどんどん貼って行く。

補強のあるBピラー部は10mm厚のシートを折り込んで差し込むのは難しそうだったので真ん中で一旦切断して両側から貼り込んだが真ん中がぴったり合ったのは奇跡的だった。あるいはじゃまになる三角部分をカットしてあとで貼るのも手だ。

フロントから3段目までは「ペフ」の1m幅をそのまま使えたが4段目は2cmばかり切り詰めた。1列目と5列目は異形となり、特に5列目は右にアンテナがあるので配線や取り付け部分を逃すための修正が必要だった。配線を埋め込んでしまうと後に厄介なことになりかねない。

梁の空洞には手持ちのニードルフェルトを帯状に切り出して詰めておいた。ただし、ルームランプはLED化しておらず当面は発熱のある電球のままの予定だったのでその上部はフェルトを詰めず空洞にしておいた。

全体をローラーで圧着して断熱完了