切り花の挿し木チャレンジ。鉢上げまで成功した。
ただし、切り花の場合、カットされベンダーから出荷、市場から仲卸などを経て花屋の店頭で何日も寝かされていたものは着き難いかもしれない。
切り花の挿し木
家人が買ってきた切り花のバラ。
アレンジの最中に一本、首が折れてしまったということで、長い枝にまだ葉が付いた状態だったのでそれをもらい受けて切り花の挿し木にチャレンジした。
写真を頼りにググってみると品種は「マンゴーリーバ」だと思われる。新品種のようで苗は販売されておらず、英字の綴りを探してみるが今のところ情報なしである。
不思議なことに既に花言葉は存在しており、『無邪気』らしい。
2022年10月10日 挿し木
挿し穂にする枝は、生け花にならって水中でカットしてメネデール溶液に3時間ほど浸して水揚げ。カッターナイフの刃(できるだけ新しめ)をアルコールで消毒して穂先を斜めにカットし直し、ルートンをまぶして赤玉土に挿すまではいつも通り。
今回より挿し木用に小さなスリット鉢を新調した。ビニールのポットでは触っただけで土が動くので、プラ製の鉢の方が土が固定され、挿し穂にはいいらしい。また、底のスリットによって通気性、排水性が良いことが挿し木に好都合らしい。
半日陰にて鉢が乾かないように適宜水やりを続けること一か月半
鉢底から根がのぞいているのを確認
2022年11月19日 鉢上げ
根を確認、鉢上げしてみることにした。
用土はバラの培養土に赤玉土、鹿沼土、ピートモスを5:3:1:1くらいの割合で配合してみた。
当初の鉢上げではあまり肥沃な土にしない方が良いらしい。
鉢上げの鉢はいつもの4号ロングのスリット鉢
ピートモスは当初吸水が良くないので初回の水やりはどっぷり浸けて土を馴染ませる。
切り花でも挿し木が可能なことがわかった。
秋の挿し木なので今後どうすればいいのか?
春挿しの場合は鉢上げから徐々に新芽がでてそれなりに成長して冬を迎えるが、この秋挿しの場合は鉢上げからたぶん、新芽が出る前に真冬になり、休眠期に入ってしまう。小さいながらも根が出ているので真冬に葉が落ちてしまっても春になれば新芽は出てくるのではないかと淡い期待を持って見守ることにしたい。
鉢上げから2カ月経過
日中薄日の挿すサンルームで2ヵ月。大きな変化はない。。。
一本は葉の根元から小さな新芽がのぞいているようにみえるが、枯れかけの葉について、緑の物はまだ光合成しているだろうし、不要なら落ちるかと思い強制的に取り除くのはやめている。水やりは乾いたらで7日から10日くらいの周期。秋挿しは未経験、気温も徐々に下がり根の成長もゆっくりと思われるのでそっと見守ってみることにしている。