2022年8月、2018年購入のPCは高速なWi-Fi 6とセキュリティが強化されたWPA3を利用できない。速度も然り、セキュリティを向上するため内臓のワイヤレスカードをを交換することにした。
Wi-Fiの進化
通信をADSLから光に替えた際にルーターを新調した。家族4人がスマホ、PC、タブレットなど機器が多いしAmazon Fire TVにALEXAにと接続端末多数という事で家庭用ではハイエンドに近いものをチョイスした。
難しい話は置いといて、iphoneのWi-Fi接続のプロパティで「安全性の低いセキュリティ」と表示されるようになったのが事の発端。高性能なルーターを使いながら、セキュリティの低いWPA2という接続を使っていたのである。直ちにルーターの設定を確認し、手持ちの機器の接続をWPA3に切り替えた。
WPA3非対応のノートパソコン
PCはDELL INSPIRON 5000(5570)
intel i5 第8世代 SSD128+1tb HDD、
メモリ4G+4G(追加)
2018年末購入
Windows 10→Windows 11
家人のiphoneやMacbook AirはみなWPA3を設定できたが、自分のノートPCだけ接続が変えられない。
プロパティで調べるとワイヤレスカードは
intel(R)Dual Band Wireless AC-3165
Wi-Fiは5、セキュリティはWPA2までだった。
intel AC-3165は世代的に古いだけで不具合があるわけではない。のちにそれより通信が早く安全な仕組みができただけ。
調べたらワイヤレスカードを交換している人は結構いた。
2022年8月現在、intelのチップを使ったワイヤレスカードでWiFi6に対応しているのは4機種のよう。AX200,AX201,AX210,AX211の4機種があり、下一桁が0のものは全てのCPU対応,1のものはintelのCoreシリーズ+M.2のE-keyスロットでMBチップが対応しているもののみという機能制限モデル.中一桁が0のものはWiFi6対応という事で手持ちに適合しそうなのはAX200またはAX210である。AX200でいいのだろうが、値段が+300円しか差がなく上位互換という事でAX210を購入した。まあ、使えなかったとしてもそんなに痛い金額ではない。なにせ適合するかは何の保証もないし、誰にもわからないだろう。とりあえず、面倒くさくても一度裏ブタをあけて元のカードの形状やソケットを確認しておいた。
動画サイトでほぼ同世代のPCに同じパッケージのものを「サクッ」と交換している人がいたので購入を決めた。
交換
交換に先立ってintelのHPからドライバをダウンロードして当てておく。電源を落としてパソコンの裏ブタを外し、ワイヤレスカードはネジ一本で止まっている、メモリモジュールのようにソケットに斜めにささる感じ。アンテナはスナップボタン状なので位置を間違えず止めなおして元に戻すという簡単な作業。
※この作業に於いてバッテリーを切り離さず、ズボラ作業をしている。本来はきちんとコネクタを外してから作業いただきたい。ショートや作業中に電源が入っても当方は一切責任を持てません。
失敗
何が失敗かというと、新しいワイヤレスカードをセットして裏ブタを仮止めしてから電源を入れたが。。。
カードは認識されているのにルーターにつながらない、いやつながるわけがない。
ルーターの設定を「MACアクセス制限」にしてあったのを忘れていたのだ。ワイヤレスカードが変わったらMACアドレス変わるよね?
え?カードを元に戻してルーターの設定を、と焦ったが、新しいカードのMACアドレスを確認し、スマホからルーターにアクセスして登録、ルーターを再起動後、無事につながった。
交換成功
ルーターに接続できてからすぐに右のようなポップアップメッセージが現れた。なんか嬉しいよね。
一応、ワイヤレスカードの置き換えに成功、Bluetoothは5.3になったが手持ちに対応機種はないw
一応、最新の通信を使用できる状態になった
通信速度
残念ながらスピードテストにおける通信速度の向上は見られず。。。
ただし、Youtubeのタイムラグもなくブラウザの画面の切り替えや出現は明らかに高速化したのを体感できた。