バラの挿し木にチャレンジしてから3年目、差し穂が発根し、初めて鉢上げする機会を迎えることができた
2021年5月30日に挿した挿し穂から1ヵ月を過ぎたところでポットの下から根が出てきた。同じ株からは4本切り出し、2本ずつポットに刺したが、根が出たのはそのうちの一組。差し穂は近所の伯母の家の庭から切り出した品種不明のバラ。
ポットの下から根が出てきたら鉢上げの目安らしい。
挿し木の鉢上げにはスリット鉢が良いとあった。
スリットの作用で根張りが良いらしい。バラは根が下に伸びるらしくロングサイズを勧めるサイトが多かったので4号のロングを10個ほど買ってみた。
根を切らないように慎重にポットから取り出したらきれいな根が出ていた。
鉢上げの用土は、発根させた環境を大きく変えない方が良いということらしく、発根に使った赤玉小粒4をベースに、バラの用土4、ピートモス2で配合してみた。また、根を充実させるには株がしっかりしてくるまで肥料を使わない方がいいらしい。
鉢はロングなので高さの半分ほど先に用土を入れ、差し穂の茎を手で支えて根を傷めないように周囲から用土を回し入れる。スリット鉢のメリットは根が旋回して詰まる「サークリング」を防ぎ、水分の調整、酸素が取入れやすく根が張りやすいらしい。底まで伸びた根は横に這っったら鉢の壁に沿って上に伸びるらしい。
鉢上げ完了、引き続き挿し木を並べてある半日陰で土を乾燥させない範囲で株の充実を見守ることにした。
他のポットも気になるが、下から根が見えるようになるまでは焦らず見守ることにしている。
一応、今回鉢上げしたバラの品種について少し調べてみたが、先輩ロザリアンによると「オールド・ブラッシュ」という種ではないかとのことである。バラは、一番花と2番、3番花、春と秋でも花の大きさや表情を変えるので特定はなかなか難しい。