自作トラベラーズノートにハンドステッチを施す

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道具や糸を買って。。。3年以上放置。
レザークラフトにチャレンジした。

自作のトラベラーズノート

オリジナルの「トラベラーズノート」を作ってから4年くらい経つ。プライベート用、仕事用と2冊を作り、仕事で使っている方は結構使い込んだ感じになっている。トラベラーズノート自体は構造が簡単で自作は難しくない。本家を所持しないままトラベラーズノートを語るというのはいささかリスペクトが無いんじゃないかと思うのだが、機会があれば手にしたいとは思っている。

トラベラーズノートの本家、そんなに高いものではない

ハンドステッチを入れる

レザークラフトにチャレンジ

トラベラーズノート自体は構造が簡単なため、A4サイズ相当の革を裁断してポンチで穴を開ければまんま同じものができてしまう。本家は切りっ放しだが、一応トコフィニッシュを買ってきてコバの始末をしてみた。個人的には、アクセントとしてハンドステッチを入れたいと考えていたので最小限必要な道具や材料を購入していたがなんとなく気乗りせず長い間放置していた。

ハンドステッチに必要な道具

下穴をあける目打ちと太めの蝋引き糸、針を用意した。

作業に踏み切る

足を故障してしまい、整形外科の医師に安静にしているように言われた7月中旬の連休に重い腰を上げることにした。座ってできる作業なので足に負担はない。詳しい作業指南はネット上にあふれているのでワタシごとき初心者がが語るに及ばないのでプロにお任せするとして、本番前に革の切れ端に目打ちと運針の練習をしてみる。やってみると穴あけも運針も直線に揃えるのが難しい。。。

練習は必要

ケガキに合わせながら目打ちを打ち込んでいくのが結構難しかった。
ステッチを施す革を万力等に挟んで糸を左右から縫い上げていく、リズムとコツがわかればまあ何とかできそうだと作業に進む。ステッチは太めの糸を使った「飾りステッチ」である。参考にした革製ステーショナリーのステッチのピッチは4mm(目打ちは2mmを使う)だったのと、糸は太めの5番を選んだ。初めて目打ち、縫う練習をしたが、惰行が激しく自信を失いかけたw

ステッチ加工開始

カバーからレフィルを外して縁から4mmでケガキ(ボールペンを使った)、目打ちする。WEBで調べた時は目打ちは4本と、2本の2種を勧めていたが、今回はステッチにカーブが無かったので2本の出番はなかった。
クラフトを続けるなら目打ちの2本と4本、穴が1本の「菱目打ち」の3本を揃えておけばいいようだ。

縫い上げる

糸はステッチを入れる長さの3~4倍の長さで縫い上げる。これもたくさん紹介されているので解説は先人にお任せするとして、地道に針を通しては締めての地道な繰り返しなので好きな音楽でも聴きながら邪心を持たず淡々と縫い上げるのがコツかもしれない。ミニ万力を持っていたので適当なボール紙でサンドイッチしてレーシングポニーの代わりにした。

ペンホルダーは接着せずカシメで止めてあっただけなのでばらしてステッチを入れた。本体にステッチを施してから元に戻す。

ハンドステッチ完成

自画自賛だが、初めてにしてはなかなかうまくいったように思う。
ただ、自分としてはステッチだけでは仕上がりに納得しかねており、革の縁を整える「念引き」と軽くへり落としをして小端を磨いて締まりのある仕舞いにしたいと思っている。

そのくらいまで道具がそろえば残っている革でカバーの見開きにポケットを付けたり、ペンケースなどを作ってみたいと画策中。

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