ママチャリ1号機のブレーキレバーを交換する

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レバーを握った時に効きが悪いとの要望でママチャリのブレーキレバーとワイヤーをSHIMANO製に交換した。
10年以上無交換のワイヤーの動きが渋くなっていたのが主たる原因だった。

ママチャリのブレーキレバー

ママチャリ1号機のブレーキレバーとワイヤーは購入(中古リサイクル車)以来手つかずだった。
ブレーキの効きが良くないということで調べたらワイヤーの動きが渋くなっており、樹脂が硬化したアウター共に交換時期であると診断した。レバーに支障がなければ劣化したワイヤーとアウターを交換すればいいのだが、市場では左右レバーとケーブルがセットになったものが非常にお買い得感が高い。Shimano信者とあっては購入デフォルトの無印レバーから交換したくなるのである。

SHIMANO Tiagra(BL-4700)


否、2021年12月現在、コロナ禍の影響で2千円台で買えるClaris(BLR-2000)、Sora(BLR-3000)のセットは在庫なし、半年から1年の納期と途方もない話で、見つけたのは、Tiagra(BL-4700)だった。機能も仕様もほぼ同じでブランドが違うというのを皆良く知っているのか高め(と言ってもプラス千円くらい)のTiagraの在庫があった。

SHIMANOのグレード

ブランドの違いは、コンポーネントの変速数である。
Claris 8速
Sora 9速
Tiagra 10速
105 11速、11速はさらにUltegra、Dura-Aceと続く。

変速数とブレーキレバーは機能に相関関係はないはず。コンポーネントの統一感の為のラインナップだろう。(ただし、シフターとブレーキが一体のものは変速数が関係する)
 シマノにはたくさんのブランドがあり、適用ハンドルバーの径(ママチャリは一般的に22.2mm)を確認することと、品番に「T」のつくものはVブレーキ専用で、引く力が小さいのでキャリパーやドラムブレーキに適さないことだけを気を付けておけば失敗することはなさそう。

純正品

元のレバーはありきたりの金属フレームのクランプ式で樹脂レバーのもの、ワイヤーは購入から10年くらい経つが交換していないのでスリーブの樹脂の硬化・劣化が激しくカピカピになっていた。

ブレーキレバーとワイヤー一式購入

相変わらず、立派なパッケージ。SHIMANOというだけでそそられる馬鹿な信者かもしれないが。。。

で、Tiagra3号機にインストールして、1号機には3号機にインストールしていたClarisを使うことにした。

グリップは苦労して外すより使い捨てが楽

グリップはカッターナイフ等で切り割いて外した方が楽なので、使い捨てと考えて新調。また、グリップを外すついでに、ステムが錆びてみすぼらしかったのでアルミ製を購入し同時装着した。

Shimano製レバーの設定確認について

ブレーキレバーの設定は安全上大事なことである。テコの原理でワイヤーを引くのだが、Vブレーキの設定になっていると握る力がしっかりとブレーキに伝わらず危険だ。以前、2号機にClarisを組付けた際はキャリパーブレーキの設定だったが、今回のTiagraは基本コンポーネントのブレーキがVブレーキなのかワイヤーのタイコを引っ掛ける位置がV設定になっていた。

レバーを裏返すとストッパーがねじで止めてある。ねじを緩めてストッパーを外し、金具の位置を「C.R.」側ににかえてストッパーを止めなおす。

これがキャリパーやドラムブレーキなどを使用する時の位置。

ちなみに1号機はサーボブレーキだが、SHIMANOはサーボブレーキを販売していないためドラムブレーキに準ずると考えていいと思う。

ワイヤーカッターのススメ

レバーの組付けはさほど難しくない。フロント用のワイヤーはそのままでは長いので切断することになるが、その際はペンチやニッパーで切ると先がほつれるので必ずワイヤーカッターを用意した方がよい。

2号機にTiagra装着。正直なところ、間にSoraというブランドを挟んでいるが、塗装の仕上げ以外に仕様の違いが判らない。。。なお、ブレーキレバーの装着には4mmのヘキサゴンが必要である。

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