車の天井の制振・断熱材料について(その2)

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シンサレート

3M シンサレート

シンサレートはどちらかかというとウインタースポーツウエアの保温断熱素材というイメージが強いが、案外自動車用としても使われている。高級グレードやサウンドパッケージ、あるいは上級車の天井の頭上部分やドアの内張に吸音材として使われている事が多い。いかんせんニードルフェルトなどに比べてコストが高いのが難点だが、自動車メーカーが採用するだけの事はある。軽くて断熱・吸音2つの機能を持っているので多少コストが張っても十分使う価値がある。前車では天井裏に制振材の上から鉄板に接着剤で貼り付けて断熱材として使用したが今回は断熱は他の素材に委ねて吸音材としてライニングの上に載せた。

各パネルの裏に貼り付けて吸音・断熱に使用、市販車にも頭上に使われている事が多い
クオーターパネル部
リヤハッチのライニングとして
Bピラーのライニング

どれくらい効果があるかと言われると数値測定をしているわけではないので体感ということになるがエアコンの効きが良くなり車室内が静かになるのはわかる。

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